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・メディカルライフ教育出版2005年11月号より
インフルエンザの予防には、予防接種が有効です。予防接種を受けると、身体のなかでインフルエンザウイルスに対する
抗体が作られます。接種を受けておけばインフルエンザにかかりにくくなりますし、万が一発症してしまっても、
重症化や合併症を防ぐ効果があります。
予防接種を行なってから抗体ができるまでは2週問ほどかかります。
流行が始まるのは12月くらいからですので11月中に接種しておくことが望ましいとされます。
通常は1回接種ですが、乳幼児など免疫が弱いと思われる場合は、2~4週間ほど間隔をあけて2回接種します。
また、次に該当する人は、特に接種が勧められます。
■乳幼児、65歳以上の高齢者…重症化したり合併症を起こしやすい
■学校・保育園・幼稚園・介護施設の利用者…集団感染をしやすい
■呼吸器、心臓、腎臓に疾患がある人、糖尿病の人…もとの病気が悪化したり、合併症を起こす危険があります。
北野クリニック(内科)
北野英基
・メディカルライフ教育出版2004年11月号より インフルエンザワクチンの効果 ・健康な成人(65歳以下) 発病防止効果70~90% ・高齢者(施設入居) 発病防止効果 30~40% 肺炎防止効果 50~60% 死亡防止効果 80% 北野クリニック(内科) 北野英基 |
・いつ学校へいってもいいのですか
先生、いつ学校へ戻ってもいいのですか。
学校が楽しくて一日でも早く学校へ戻りたい生徒さんが聞いています。
日本医師会発行の実践小児診療によると、解熱後2日で登校してもいいとなっていますが、
インフルエンザにかかって特効薬を飲むとすぐに熱が下がる子供もいます。
一応特効薬は五日間飲むことになっています。この薬を飲むとすぐに熱が下がる人もいます。
解熱後二日というのは一応の目安ですが、五日間薬をきっちり飲んで、
解熱を確認して登校したらどうですかとこの子供さんにはアドバイスしました。
北野クリニック(内科)
北野英基